「コレ、乗り換えても普通に乗れますよ。」
と言われて 27.5+
SPECIALIZED FUSE
僕のスペックが、
・身長162.5cm
・股下 76.5cm
の標準的な小さい日本人。
身長的に女の人にも参考になるかも。
bikeは
・Sサイズ15.5
・BB~サドルTOPを670mm
でセット
試乗コースは、
・本コース前半登り
・二段坂を下って石畳登り
・Bコース下りフル
・石畳登り
・Cコースから登りかえしてAコース後半ST
・石畳と二段坂登り
・Aコース下りフル
・本コース中盤+後半
というかかみ野全コース約30分
太いです
27.5x3.0
前回のfatが26x4.6なので一般的なタイヤとファットの間くらいですかね
タイヤ外形を29erと比べたんですが、3.0までの太さまであるとほぼほぼ同じになります
クランクはフレームの逃げを大胆に設計して、PF30BBを使用して一般規格のクランクが使えるそうです
FATは専用品だったので、ここはありがたい
ハブ規格がF:110mmR:148
アウターはフルアウターの中通し
完成車のパーツは、30x42の1x11でドロッパーポスト付
FフォークはREBAで非常に軽く、個人的には十分
ただ、ハブが110mmなので注意 29erと27.5+の共用規格品になるようで、手持ちの29erと比べるとハブ規格の効果もあって、やはり横方向のクリアランスが大きくなっていますね
ステムが下りを意識してかかなり短めが標準品で装備されてました
またがって漕いだ第一印象は29erに乗車高は似ていて、さらに重心が低い
違和感なしで、思ったより普通
タイヤ圧はもう説明しなくても良いですね(笑
相変わらす低くて、柔らかくて、良く変形します
面白いのがFATより縦の軽快感が軽いので、フロントのリフトアップが出来ます
しかもフルサスの様な挙動の、沈み込んでの上げ方が出来ます
リアタイヤがサスの代わりに潰れて沈んで、その反動を利用してキッカケつくりが出来ます
オモシロい!!
もちろん当たり前ですが、タイヤの空気圧設定だけで色んな遊び方が出来ると思います
低めでブリブリいわせたり・・・
それから重心位置
凄く短いステムなので少し後ろになりそうですが、このバイクのオイシイ重心位置はたぶん思ったより前にあるようです
S-WOEKSのスタジャンの様に少し前
この手のバイクやAM系バイクや120~160mmフルサスバイク辺りより少し前にあると思います
ココに重心が来ると、物凄い旋回性能とバイクが暴れる事が全くなくなりました
後ろに乗りすぎるとリアタイヤの上に重心が乗り過ぎて、いきなり乗った時などにタイヤグリップが強く掛かり過ぎて、路面ミューをオーバーしてズリっとなります
すぐグリップは回復しますけど
それに、せっかくの太くて柔らかくて変形するFタイヤを積極的に使いこなすのにも、この位置が面白いです
スイートスポットも広めですね、乗りやすい
最近流行の寝ているヘッドでつんのめりも無し
行きたい方向へ積極的に体を向けていく事で、非常によく曲がります
登りですが、
「アレ、思ったより軽い・・・」
タイヤの太さに圧倒されますが、見た目よりかなり軽く感じました
もちろんタイヤが重量的に重いので、踏み出しは間違いなく重くです
それでも軽く感じた理由は、
①
チェーンステー辺りのジオメトリーがXCレース-ALLマウンテンに近いので、リアタイヤの上に重心が乗って、タイヤ効果もあってトラクションがシッカリかかる
たぶんチェーンステー短いと思います
意識的に短い設計をしてると思います
②
専用品のタイヤノブが低い設計なので、転がり抵抗が少なくて、思ったより軽い
26x46なんかはパターンは同じですが、ノブがシッカリ立っていて高めでした
比較される対象になりそうな120~160mmのALLマウンテン系のタイヤもノブの形と大きさと高さから転がり抵抗が大きいですが、そのタイヤより軽く転がります
これより軽いタイヤはもうXC系しか無いでしょう
もちろんタイヤ自身のエアーボリュームと空気圧からくる変形量が凄いので、グリップ力は凄いです
29erのフルサスの様にトラクションは気にせずガンガン踏み込めます
タイヤ幅からくるラインに対する許容量が多く、トラクションコントロールやハンドリング、ライン選びに対するストレスが全く無く要りません
テクニック要らずで登れます!走れます!
名物の階段脇二段坂も一発でクリア
ただ、1x11の30x42でこの外径だと結構ギリでした
たぶん疲れてると上れないかも・・・
タイヤの物理的重量のハンデから、登り平地のタイムを競う様な使い方にはちょっとシンドイ
でも、ある程度まではアベレージの高い速いペースでも十分対応出来ます
むしろALLマウンテン系よりも上りは楽で早いでしょう
太いタイヤの恩恵は登りのテクニック補完が出来て、誰でもfatの魅力が理解出来ると思います
下りに関しては完璧!
今まで乗ったリジットバイクの中で、
一番楽で、
一番早く走れます!
本当ヤバイです!!
乗る前はFATバイクのイメージがありましたが、全く別物でした
29erに近い外径とBB下がりの数値から乗る前は倒しこみにくいかと思ってましたが、実際の感覚は650Bに近いと僕は感じました! 全然倒しこめます!
縦の軽快さも横の振りも、普通のタイヤと同じ様に扱えます
ただ、積極的に振り回すにはやはり少し余分にアクションとモアパワーがいりますかね
とにかくタイヤが太いので、常にグリップさせられます
26incや29erの太くて柔らかいタイヤから、もう2ランク上の感じ
さらに、タイヤを潰してコントロール出来る人なら、力の続く限りはホントに自由自在
下りのライン取りもタイヤのエアーボリュームと変形量で十分グリップする上に、FATでは出来なかったレーンチェンジが自由自在に出来ます
ただコレもいつもよりちょっと余分にアクションとパワーはいります
そして、やはり滑った後のタイヤのグリップ回復が早い!!
しかもFATのように瞬時に「ガンっ」とグリップが回復する感じよりは、もうちょっとナチュラルにゆっくり却ってきます
FATの時は早すぎるグリップ回復と唐突さでおつりをもらう位でしたが、その辺りはこちらの方が乗りやすいですね
少しのモアパワーで普通のバイクと同じ扱い方が出来ます
想像以上にバイクを振り回しやすい
階段コースのCコースなんか、ハイスピードでサイコーに楽しいです
まだまだバイクの性能から考えて、スピードもコース内容も上のクラスを十分狙えるバイクです
富士見のCコースはこのバイクならすべてのバンクを使って遊んで走れるでしょう
Bコースを主戦場としている方に、一度乗ってもらいたいですね
フルサスとは多少違った走りとテクになるとは思いますが、それでも楽にスピードは同じ位出せると思います
コーナーリング速度はもしかしたらこちらの方が早い場面が出てくると思います
120~150mmのシングルクラウンフルサス、27.5で120~140mmのリジットに乗っている方にも是非一度乗ってもらいたいです
FATバイクは2台目~3台目のMTBとして面白いのでおススメしましたが、このバイクは主力機にもなります
DHレーサーやXCな乗り方以外の方は、主力機の乗り換えに是非一度検討してみて欲しいです
これ、久しぶりに本気で欲しいと思いました
明日20日(日)も引き続きスペシャさんの試乗会が開催されます
ぜひ遊びに来てみて下さい
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